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検診等について


 ICD植え込み後、定期的に検診があります。検診内容は自身の病気や病院によって違いがあるようです。
 ここでは、旦那君が受けている検診等を、少し紹介します。

【循環器内科の定期健診】
循環器内科の定期健診は、2〜3ヶ月毎に行っております。
毎回ではありませんが、心電図やレントゲン、血液検査を行います。レントゲンでは、リード線の位置等の確認を、血液検査では、感染症の兆候が無いか等を調べています。
 あとは、血圧と心音、ICD植え込み部等の確認をしています。


【ICDの定期健診】
ICDの設定や作動等の履歴をチェックしています。あと、心電図を取ることも多いです。
ICD内に記録された情報は、メーカーの人が専用の機器を使って確認し、その情報と心電図に基づいて、医師が設定の修正等を指示します。



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私は、旦那君の定期健診には、予定が合えば必ず付いていくようにしています。
旦那君の現在の身体の状況を、私もきちんと知っていたいからです。
あとはまぁ、娘を実家に預けて検診に行くので、夫婦水入らずのデートという意味合いもあります(苦笑)

検診の時に、気になる事は些細な事でも確認するようにしています。
(まぁ、夜の夫婦生活のことは流石に聞けませんでしたが……(笑))
ICDの設定のこと(現在の設定の確認など)や、不整脈のこと、日常で「これって大丈夫かな?」と感じた事など、疑問があった時は、次の検診で必ず聞くようにしています。
それが、病気に関してストレスを溜めない方法のひとつだと、私は思っています。


ブルガダ症候群は、まだまだ解からない事も多いですし、症状も個人差があります。
そして最近、一番強く感じているのが、「過剰な心配が引き起こすストレス」です。


旦那君の場合、元の性格が幸いしているのか、「気にしても仕方が無い事は気にしない」と、作動の不安や心配は、特にしていません。本人が書いているサイトではないので、「そんな事は無い」と受け取る方もいるかもしれませんが、本当の事なんです。
そんな旦那君と一緒に暮らしているので、私も普段は、気にしていません。もちろん、ICDに関する注意は、守っていますが……。


以前、旦那君が不整脈が結構多かった時期がありました。
その時の旦那君は、仕事のことでストレスを溜めていて、仕事も休みがちで、体調もあまり良くありませんでした。
ここ一年は、仕事のことも一区切り付いたようで、体調も普通で、不整脈も無いわけではありませんが、その時期と比較すると、やはり少ないです。


ICDを入れた不安は、私には多分、一生分かりません。
私はICDを入れていないから。
でも、旦那君を見ていて、ICDを入れたからといって、それに過剰に反応するのは、勿体無いと感じてしまいます。
ICDを入れていても、普段は私と全く変わらない旦那君が、います。
娘を抱っこするし、肩車もします。
夜更かしもするし、お酒も呑みます。タバコは元々吸っていないので、何ともいえませんが……。
電車にも乗ります。車も、作動が半年以上なければ運転します。
守るべき箇所は、守る。でも、医師などから「問題ないですよ」と言われていれば、気にしないで行う。
携帯電話も使っています。無線LANも使っています。
もし、電車内で、あまりにも近くで携帯を使っている人がいたら、「ICDを入れているので……」と、お願いをして切ってもらうそうです。
私も、自分が携帯電話を使う時は、旦那君に注意して使っています。


普段、ふと心配や不安に駆られることも、あります。
でも、心配してもどうにもならない事もあるんだとも、感じています。


この世に生まれ、生きている限り、いつか人は、死ぬ。
それが遅い人もいるし、速い人もいる。
ただそれだけの事なんだと。


生きているのなら、その時間を楽しく、そして悔いなく、生きていたいです。


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